昨年亡くなった母は、父が倒れて寝たきりになって介護をしながら父のネクタイを繋ぎ
パッチワークを縫っていました。
母の遺作の歌集『梢吹く風』の帯に恩師より言葉をいただきました。

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 外科医の夫は、毎朝、妻から渡されるネクタイを締めて出勤した。
  西陣、タイシルク、芭蕉布…六十本というその数は、ふたりの歳月を物語る。
  夫が倒れ、妻は介護の傍ら、これらのネクタイでパッチワークを織り上げた。
  みずから「ネクタイの曼陀羅」という。
  歌集「梢吹く風」の四七一種は、現代相聞のパッチワークである】 




そのパッチワークがこちら。
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淵には、ブランドタグが縫い付けてあります。
西陣、タイシルク、芭蕉布・・二人で旅をした想い出もたくさん縫い込まれています。

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母はこれを父のベッドの横の壁に掛けました。

  ●このネクタイ締めしはいつ朝毎に手より手へと渡しいたりき

  ●ネクタイといえどわれらの歴史にて照りし日降りし日を知りているなり

  ●このネクタイ君は好きだねと夫は笑み本当は締めにくいんだと言えり

  ●モーツァルト聴きつつ針を運びたり夫のネクタイ三十八本目 

  ●ネクタイは曼陀羅となり寝室の壁を飾れり夫帰る日に

  ●壁に掛けしパッチワークのネクタイを外泊ゆるされし夫見続く
  

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この布を、母が亡くなってからずっと探していましたが見つからず。
それが、最近になって義妹が母のクロゼットを整理していて見つかったというのです。
いそいで受け取りに行きました。
改めて手に取って一枚ずつ触れてみて、感動しました。
すごいなぁ、、お母さんは。 
私にはできないわ~

私にとっても父と母の思い出の曼陀羅。
宝物になりました。
大切にしたいと思います。




気づけばもう立冬!
今日は東京でも木枯らし一号の冷たい北風が吹いています。
明日の朝は冷えるので温かくして休みましょう。







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