連休中の平日、友人に勧められて映画『教皇選挙』を観ました。
アカデミー賞にノミネートされていた時点で面白そうと思っていたのですが見逃していて、
そんななか、まさかの実際のローマ教皇が亡くなるというニュースに驚きました。
実際にコンクラーベが来週おこなれるというタイミングで見るなら今でしょ!

いやはや、面白かったです。
バチカンには何度か訪れたことがありますが、ローマ市内にある世界一小さな国家。
閉塞された世界で何が行われているのか、謎に包まれているのです。
教皇の選挙は、選ばれた枢機卿が世界中から集められて100人超で行います。
三分の一の得票率を得るまで、何度も何度も投票します。
100名の枢機卿たちは外も見えない部屋に監禁されて施錠される。
その間に候補者のスキャンダルが発覚したり、水面下でひそひそ様々な会話が交わされ、
枢機卿たちの私利私欲にまみれたドロドロの心理戦が広げられます。
最後にはまさかの大どんでん返しがおこって、えっ?と驚く事実が発覚します。
映画全体に流れる音楽は暗くて静かでどよーんとした空気。
男性ばかりのキャストのなかで、唯一シスターが重要な役割を果たしています。
キリスト教の世界はいまでも男性社会なのですね・・
世界中からやってくる枢機卿たちの会話が英語、スペイン語、フランス語と様々。
会話が通じてるのかしら?と不思議です。
最後に遅れてやってきたカブールの枢機卿がリアルなアフガニスタンの戦争の話をして
息まいていた枢機卿たちが黙ってしまいます。
映像はとても美しかったです。
衣装もほとんど赤と白の鮮やかな装いですが、クラシックな舞台に映えます。
確かアカデミー賞でも衣装デザイン賞にノミネートされていました。
システィーナ礼拝堂の宗教画なども素晴らしいですがすべてセットとのこと。
美術賞にもノミネートされていました。
上映館が少ないせいか、平日でも満席でした。
やはりこのタイミングで興味をもつ人が多いのかな。
コンクラーベの一週間前、今頃現地ではどろどろのドラマが展開してるのかしら。
実際の選挙はどうなるのか、楽しみです。
アジアやアフリカの人が選ばれたりして・・?
結果はいかに。
☆ https://food.blogmura.com/yasaisommelier/
にほんブログ村 野菜ソムリエへ ☆
☆ https://travel.blogmura.com/travelguide/
にほんブログ村 旅行ガイド・プランへ ☆
☆ https://flower.blogmura.com/artflower/
にほんブログ村 布花・アートフラワーへ ☆